名詞
誤訳
誤訳(ごやく)は、翻訳における誤りのひとつで、翻訳の対象となる原文の内容を正確に理解していない翻訳者が、誤った理解に基づいて翻訳文を作成すること、またそのように作成された誤った内容の翻訳文。原文に含まれている要素を、誤解して訳文に盛り込むもののほか、原文に含まれている要素を訳文に反映させていない「訳抜け」や、逆に原文に書かれていない要素を訳文に盛り込んでしまう場合も誤訳に準じた翻訳上のミスとされる。翻訳の過程が解釈と表現からなるとすると、もっぱら解釈の誤りに由来するものが「誤訳」とされ、これに対して、もっぱら表現の適否、巧拙における問題点は「悪訳」として区別することがある。誤訳の指摘をおもな内容とする書籍などでは、さらに「珍訳」、「欠陥翻訳」といった表現が用いられることもある。
(出典: 誤訳 - Wikipedia)