名詞
人間失格
『人間失格』(にんげんしっかく)は、太宰治による中編小説。『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。1948年(昭和23年)3月より書き始め、4月29日から大宮市大門町の藤沢方に滞在。その13日後の5月12日に脱稿した。太宰は、その1か月後の6月13日に山崎富栄とともに玉川上水で入水自殺した。同年、雑誌『展望』6月号から8月号まで3回にわたって掲載された本作品は、著者死亡の翌月の7月25日、筑摩書房より短編『グッド・バイ』と併せて刊行された。定価は130円。他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。
(出典: 人間失格 - Wikipedia)