名詞
超絶技巧
ヴィルトゥオーソ(あるいはヴィルトゥオーゾ;virtuoso)とは、音楽演奏において格別な技巧や能力によって名人、達人の域に達した人物を指すイタリア語。イタリアでは哲学や建築等の、学術、技術に優れた者に対しても用いられた表現だが、16世紀頃から主に芸術分野で用いられるようになる。17世紀に音楽劇が発足して以降は優れた歌手の形容詞として用いられ、その後ヴァイオリン等の弦楽器の発達により、器楽の演奏者にも適用されるようになり、当時音楽文化の中心であったイタリアから諸外国にも広まった。「ヴィルトゥオーソとは高徳など高い人格を表していたが、近世から、音楽演奏の技巧が格別に優れている巨匠をさすことに成り下がってしまった。(フェルッチョ・ブゾーニ、『幸福な視線』フェデーレ・ダミーコ編、ミラノ、イル・サジャトーレ、1977年)
(出典: 超絶技巧 - Wikipedia)