名詞
ラサーン・ローランド・カーク
ラサーン・ローランド・カーク は、アメリカ合衆国出身の黒人ジャズ・ミュージシャンである。盲目のハンデを克服し、サクソフォーンやフルート、トランペット、オーボエ、ピッコロ、イングリッシュホルン、リリコンなど、多種多様な管楽器を演奏した。ライヴの合間のトークでは、コミカルなおふざけや政治的な暴言、政治的皮肉を披露。演奏では、数本のサクソフォーンを首にぶら下げ、大柄な体躯に黒眼鏡をかけたいかつい風貌や、鼻でフルートを鳴らしながらスキャットを奏で、時に自ら歌い、手回しサイレンやホイッスルなども手に取って鳴らすといった即興演奏も披露した。形式にとらわれない奔放な演奏スタイルや、親しみやすく、かつブラックミュージックの伝統に根ざした表現豊かな演奏によって、死後も再度注目された。
(出典: ラサーン・ローランド・カーク - Wikipedia)