名詞
花緑青
花緑青(はなろくしょう)とは、19世紀初頭にドイツで工業的に生産され始めた緑色の人工顔料である。化合物としての実体は、 Cu(C2H3O2)2·3Cu(AsO2)2、すなわち、酢酸銅と亜ヒ酸銅(II)の複塩である。パリスグリーン(英語:Paris Green、仏語:vert de Paris)、エメラルドグリーン(英語:Emerald Green)、シュヴァインフルトグリーン(英語:Schweinfurt Green)などとも呼ばれる。ヒ素に由来する強い毒性を持ち、過去には殺鼠剤、殺虫剤、農薬としても盛んに用いられた。
(出典: 花緑青 - Wikipedia)