名詞
マリア観音
マリア観音(マリアかんのん)とは、「1614年(慶長19年)に江戸幕府による禁教令が出されたのち、1873年(明治6年 )にキリシタン禁制の高札が撤去されるまで、およそ250年にわたって」、主に江戸時代の禁教令によって弾圧を受けた隠れキリシタン(キリスト教徒)によって、カトリック信徒の信心の対象である聖母マリアに擬せられた観音菩薩像。キリシタンたちは表面上仏教徒であるように装い、中国または国内で作られた白磁製などの観音像を「ハンタマルヤ」と呼び、密かにこれを信仰の拠りどころとした。これらの像は一般的に「マリア観音」と呼ばれていた。
(出典: マリア観音 - Wikipedia)