名詞
秋保石
秋保石(あきういし)学名「含有孔虫浮石質角礫凝灰岩」は、宮城県仙台市太白区秋保の主に湯元地区で産出され、広く建築材として用いられた凝灰岩。かつては同地区の磊々峡の川底から採掘されていたため「川瓢」(かわふくべ)とも呼ばれた。秋保と長町を結ぶ軌道が開通した大正3年以降、仙台周辺へ大量に流通するようになり、特に大正末期から昭和初期にかけて盛んに使われた。最盛期は秋保地区に採掘業者が20軒ほどあったが、昭和中期以降には使用される機会が減り、現在でも採掘を行っている業者は2社のみとなっている。かつて盛んに採石された痕跡を、秋保の山肌に見ることができる。
(出典: 秋保石 - Wikipedia)