名詞
匂宮
匂宮(におうみや、におうのみや)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第42帖。匂宮、紅梅、竹河の三帖から構成される匂宮三帖の第1帖となる。光源氏亡き後の子孫とその縁者の後日談を書く。巻名は本文の「世人は匂ふ兵部卿、薫る中将と聞きにくく言ひつづけて…」に因む。本来の題は「匂兵部卿(におうひょうぶきょう)」で、「匂宮」は略称。
『源氏物語』に登場する架空の人物で今上帝と明石の中宮の第三皇子の通称。「匂兵部卿宮(におうひょうぶきょうのみや)」とも。第三部「宇治十帖」の中心人物の一人。
(出典: 匂宮 - Wikipedia)