名詞
ニッケイ
ニッケイ は、クスノキ科ニッケイ属に分類される常緑高木の1種である。徳之島や沖縄島に自生し、江戸時代中頃以降、九州・四国・本州南部で栽培されるようになった。近縁のセイロンニッケイ(狭義のシナモン)やシナニッケイ(トンキンニッケイ、カシア)とは異なり、樹皮の香りは弱いが、根皮には香りと辛味が強く、香料や薬用に利用されていた。21世紀現在ではほとんど利用されていない。以前は中国南部やインドシナ半島原産と考えられ、Cinnamomum loureirii の学名が充てられることがあったが、現在では南西諸島原産の日本固有種であると考えられている。
(出典: ニッケイ - Wikipedia)