名詞
稚児
稚児(ちご)は元々は乳児、幼い子供を意味し、寺院や公家・武家に仕える少年を意味するようになり、寺院の稚児は僧の男色の相手をする場合があったことから、男色の相手をする少年の意味が派生したと考えられる。概ね、以下の意味がある。乳児、赤子のこと。稚児の語源は「乳子(ちご)」で、乳児から、やや成長した子ども・童児まで稚児と呼ばれた。
寺院に仕える少年。公家・武家で側仕えとして置かれた少年(寺院の稚児を真似たと言われる)。寺院で僧の男色の対象となる場合があり、児とも呼ばれた。近世には寺小姓とも。 → 下記 寺院における稚児 参照
転じて、一般に男色の対象とされる少年の意。
社寺の祭礼・法会などの際に天童に扮し、神饌の献納や舞踊の奉納をしたり、行列に加わって練り歩いたりする童児。→ 下記 祭りにおける稚児 参照
(出典: 稚児 - Wikipedia)