名詞
台湾誌
『台湾誌』 とは、1704年、ロンドンにて出版された台湾についての偽書である。著者はジョルジュ・サルマナザール。台湾人を自称し、「台湾人の祖先は日本人である」「子供の心臓を神に捧げる習慣がある」など荒唐無稽な虚言や、台湾の歴史や文化、台湾語、台湾文字を捏造した。著者は欧州から出たことはなく、すべてがまったくの創作であったが、アジアの知識に乏しかった西洋社会に広く受け入れられ、18世紀初頭のヨーロッパの知識階級に台湾や日本に対する誤った印象を植え付けた。
(出典: 台湾誌 - Wikipedia)