名詞
シュナン・ブラン
シュナン・ブラン 、あるいはピノー・ド・ラ・ロワール はフランスのロワール渓谷原産の白ワイン用ブドウ品種である。酸味に富んだブドウ品種であるため、スパークリングワインに用いたり、甘口のデザートワインに仕上げてもバランスの良いものになるほか、樹勢を抑えずに栽培すれば穏やかな味わいのワインにもなる。ロワール以外では、ニューワールドにおいても栽培されている。特に南アフリカでは極めて広く栽培され、スティーンの名前で知られている。ヤン・ファン・リーベックが1655年に南アフリカで最初にブドウ栽培を始めた時から、シュナン・ブランは栽培されていた可能性がある。あるいは、1685年にナントの勅令が撤回された際に南アフリカに逃れたユグノーによって持ち込まれたのが始まりであるとの説もある。オーストラリアにおいては、過去には別の品種だと間違えられることが多々あったため、シュナン・ブランの歴史にははっきりしない部分が多い。ジェームズ・バズビーが1832年に植えた可能性があるほか、C. ウォーターハウスが南オーストラリアのホートンでスティーンを1862年から栽培していた。
(出典: シュナン・ブラン - Wikipedia)