名詞
ダンガリー
ダンガリー (dungaree) は、ヒンディ語の dungrī に由来し、英語では1605年ないし1615年から使われている歴史的な用語で、粗く厚手に四つ綾 (2/2) で綾織された木綿の布を指し、多くの場合は青く染められている。インディゴで染色した木綿の糸を綾織にしたものは、今日では一般的にデニムとか、ブルー・デニムと呼ばれる。ダンガリーという言葉は、おそらく、現代のムンバイ近郊の造船所に近い聚落、ドングリに由来するものであろうと考えられている。アメリカ英語では、この生地から頑丈に仕立てられた作業着のズボンのことを、また、イギリス英語では、素材となる生地の種類を問わず、胸当て付きのオーバーオールのことを、カジュアル・ウェアとしてであれ、実用的な作業着としてであれ、ダンガリーと称する。1891年当時、作家ラドヤード・キップリングは、複数形の「dungarees」という形で、何らかの服装について言及していたが、布地を指してこの表現を用いている場合もある。
(出典: ダンガリー - Wikipedia)