名詞
斜長石
斜長石(しゃちょうせき、Plagioclase、プラジオクレース)はケイ酸塩鉱物の中の長石の一種であり、固溶体の一つである。(2つのへき開面を持ち斜めに交差していることから、ギリシャ語のplágios (πλάγιος '斜め') + klásis (κλάσις '割れ目')に因みplagioclase feldsparと名づけられた。)ドイツの鉱物学者であるヨハン・F・C・ヘッセルが1826年に発見した。この鉱物は曹長石から灰長石までの一連の鉱物の端成分(それぞれの鉱物を組織するNaAlSi3O8やCaAl2Si2O8など)を占めており、ナトリウムやカルシウムなどの原子が結晶格子に入ることができるようになっている。斜長石はその抱合的な双晶か「レコードの溝効果」の観察で特定される。
(出典: 斜長石 - Wikipedia)