名詞
雪片
雪片(せっぺん)は、ある程度の大きさに育った単一の氷晶、あるいは合着した複数の氷晶が雪として大気中を落下してきたもの。「雪の結晶」という言い方もある。過飽和になった空気塊の中で塵の粒子が水蒸気を集めて過冷却雲粒を形成し、凍結して氷晶となることで核生成する。温度や湿度の異なる大気領域を通過しながら成長するために形状は複雑になる。そのため細部まで同一の雪片は存在しないが、形状には8つの大分類があり、少なくとも80種の変種に分けられる。氷晶形状の主な構成要素は針、角柱、角板、付着雲粒であり、これらが組み合わされる。透明な物質である氷からなるにもかかわらず、雪は白く見える。これは雪片の微小な結晶面で光のスペクトル全体にわたって拡散反射が起きるためである。
(出典: 雪片 - Wikipedia)