名詞
前九年の役
前九年の役(ぜんくねんのえき)は、平安時代後期の陸奥国(東北地方)で起こった戦い。前九年合戦(ぜんくねんかっせん)ともいう。陸奥国の豪族・安倍氏と陸奥国司の争いに端を発し、陸奥守兼鎮守府将軍・源頼義が出羽国の豪族・清原氏と結んで安倍氏を滅ぼす結果となった。安倍氏の滅亡により清原氏がその勢力を拡大させ、後三年の役につながることとなる。河内源氏が東国の武士と主従関係を形成する一つの契機となったとされるが、武家の棟梁としての頼義像は、後世誇張して伝えられていくこととなった。
(出典: 前九年の役 - Wikipedia)