名詞
山はね
山はね とは、強い応力がかかったトンネルで発生する、自然発生的で激しい岩石の崩壊である。岩はねとも。 鉱業では多くの鉱業に起因する地震が生じるが、採掘作業に被害を及ぼすもののみが山はねに分類される。鉱山の坑口が開削されると、近隣の岩石にかかるとてつもない圧力が開放され、文字通り岩石が"爆発"したり、近くの地質構造物に急激な動きが生じたりすることがある。山はねは深刻な災害であり、1989年3月13日には東ドイツ・テューリンゲン州のカリ鉱山で起きた山はねではマグニチュード5.6もの揺れを観測し近くのフェルケルスハウゼン一帯の建物などが全半壊する被害を被っている。また南アフリカ共和国では毎年約20人の鉱夫が山はねで命を落としている。日本でも1971年7月17日に住友石炭鉱業歌志内鉱で山はねからガス突出事故となり30人が死亡、閉鉱に追い込まれている。
(出典: 山はね - Wikipedia)