名詞
原字
原字(げんじ)は、異体字の種類を表す用語。異体字の中には、仮借・通仮字・引伸義によってある漢字Aが複数の意味を表す場合、または字の意味を明確にしようとする場合に、Aに別の要素を加えてBが作られるという関係が見られる。そのとき、AはBの原字であるという。たとえば「原」は「源」の原字である。原はがけを意味する厂とわき水を意味する泉を組み合わせたもので、水の出ている場所を意味する。しかし原は平原の意味も表すため、「原」にさんずいをつけた「源」の字が元の水の出ている場所の意味を表し、原が平原を意味する分担が行われている。
(出典: 原字 - Wikipedia)