名詞
カヴァティーナ
カヴァティーナ(cavatina)は、楽式の一つ。元来はイタリア語で、「楽器が奏でる音色」を意味するカヴァータ(cavata)の縮小形であり、複数形はカヴァティーネ(cavatine)。カヴァティーナとは、元々は第2部や反復部のない、素朴な性格の短い歌曲という意味であったが、現在ではアリアやレチタティーヴォなどと区別して、素朴な旋律をもつ歌謡的な声楽曲という意味に使われる。また、ロマンスと同じく、抒情的な旋律を表現の主体とする小品という意味で、さまざまな作曲家によって器楽曲のカヴァティーナが作曲されてきた。
(出典: カヴァティーナ - Wikipedia)