名詞
名誉学位
名誉学位 とは、大学等、学術機関から特定の分野で功績を挙げた個人に対して、その功績を称え贈呈される称号。学術称号のうち学術能力の証明ではなく社会的功績に対する顕彰を目的とした名誉学術称号の一種である。学位名称に名誉を冠したもので、名誉博士が代表的であるが、名誉修士、名誉学士など学位制度に準じた称号が設定されている大学もある。名誉学位は本来の意味での学位ではないため名誉学位の贈呈をもって当該校を卒業扱いとすることは不適切である。他方で、名誉教授は学校教育法109条に規定されている称号であり、名誉学位とはその点で異なる。名誉学位は、対等な関係性で贈られる称号であるため、授与ではなく贈呈と表現する方が適切である。しかし大学によっては授与と表現することもある。名誉学位は自ら望んで得られるものではなく、大学の威信をかけた厳格な審査も相まって、贈呈される人物は非常に稀である。
(出典: 名誉学位 - Wikipedia)