名詞
クスノキ科
クスノキ科 とは、被子植物のクスノキ目に分類される科の1つである。多くは常緑性であるが一部は落葉性、高木から低木であるが(図1上)、例外的にスナヅル属は寄生性のつる草である。葉はふつう互生し、単葉、葉柄をもち、托葉を欠く。花はふつう小型で3数性、花被片2輪、雄しべ3輪と仮雄しべ1輪、雌しべ1個(図1下)。雄しべの葯は2または4室で弁によって開く。果実は液果や核果で種子を1個のみ含む。約60属2,500–3,000種ほどを含み、多くは熱帯から温帯南部に分布し、特にアジア南東部や南米に多い。日本ではクスノキ、タブノキ、ハマビワ、クロモジなどが見られる。精油を含み、シナモン(セイロンニッケイやシナニッケイ)やローリエ(ゲッケイジュ)などは香辛料として広く利用されている。また、アボカドの果実は脂肪分に富み、食用として利用されている。
(出典: クスノキ科 - Wikipedia)