名詞
若菜
若菜(わかな)は、初春に採れる葉菜類のこと。
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。 ⇒若菜 (源氏物語)
地歌、箏曲の楽曲。文化の頃に京都で活躍した盲人音楽家、松浦検校が作曲、八重崎検校により箏の手が付けられた。手事物で、歌詞では早春に乙女たちが野で若菜を摘む長閑な光景が詠われている。歌のひとつひとつの音節を長く伸ばした旋律に特徴があり、手事(器楽部)は華やかで、全体に明るい雰囲気の曲。一旦終止するかと思わせて再び曲が継続する終曲部分など、凝った作曲法で、京流手事物の佳曲。
狂言。若菜摘みの女が登場することによる。
(出典: 若菜 - Wikipedia)