名詞
TAAR
微量アミン関連受容体 は、2001年に発見されたGタンパク質共役受容体のグループである。ヒトには6種類存在する機能的なTAARの1つであるTAAR1は、フェネチルアミン、チラミン、トリプタミン(それぞれフェニルアラニン、チロシン、トリプトファンの代謝産物である)、エフェドリン、そしてアンフェタミン、メタンフェタミン、メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)といった合成精神刺激薬などの微量アミンに対する内在性受容体としての役割のため、学術研究や医薬品開発において大きな関心が寄せられている。2004年、哺乳類のTAAR1は甲状腺ホルモンの脱炭酸・脱ヨード化類縁体であるチロナミンの受容体であることも示された。脊椎動物では、TAAR2からTAAR9は揮発性のアミン系の匂い物質に対する嗅覚受容体として機能する。
(出典: TAAR - Wikipedia)