名詞
アイギス
アイギス とは、ギリシア神話に登場する防具。名は「猛烈な暴風」を意味する。主神ゼウスのものとも、ゼウスが娘の女神アテーナーに貸し与えたものともされる。ありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つとされている(ゼウスの防具とされる際は、天空と雷の神である彼の性質から雲の象徴ともされる)。起源についても諸説あるが、鍛冶神ヘーパイストスによって作られたとされるものが多く、形状は盾であるとも、胸当てであるとも伝えられており、定かではない。エウリピデスによれば、元々はゴルゴーンが所有していた、山羊皮で作られた盾であったとされる。幼少時のゼウスに乳を与えた山羊・アマルテイアの皮が張られているとも言われる。なお、「アイギス」とは元々、山羊皮を使用した防具全般を指す名称であった。
(出典: アイギス - Wikipedia)