名詞
長期
ミクロ経済学において、長期 とは、固定生産要素が存在せず、そのため(資本ストックの変化や産業の参入・退出などによる)生産量の変化を妨げるような制約がない概念的な期間を指す。すなわち、長期ではすべての生産要素が可変的となる。これとは対照的に短期 とは、一部の生産要素が可変的である一方で、一部の生産要素が固定的であり、産業の参入・退出が制限されているような概念的な期間を指す。すなわち、短期では一部の生産要素が固定的となる。マクロ経済学において、「長期」とは、一般物価水準、賃金率および期待が経済状態に対して完全に調整される期間を指す。一方で、「短期」においては一部の変数が完全には調整されない。
(出典: 長期 - Wikipedia)