名詞
アーキテクト
アーキテクト は、建築家を意味する英語であるArchitectのカタカナ語であり、日本語においても本来の意味では一般的に建築家を指す。英語の語源としてはギリシア語で「ものごとの原理や根本的な知識を備えた上で、職人たちを指導し、技術を統合して、制作を企画しうる能力を持つ者」 といったような意味であり、同じく日本語で建築を指す英語のアーキテクチャ という語と密接な関係にある。また、上記のように近世以前の西洋社会では石工や大工の棟梁のような設計者でかつ現場の指揮者でもある者を指していたと考えられるが、近代以降では、純粋な設計者を指すのが一般的である。現代では、具体的な建築物の設計者の他にも、建築物のように複雑で高度な構築物を、関連する多岐に渡る技芸や職種を統合したうえで構想し実現に導くという元々建築家が司っていた職能から連想されるアナロジーとして、情報アーキテクチャのような建築以外の対象を構想し統合する者を指す言葉としても使われることがある。
(出典: アーキテクト - Wikipedia)