名詞
瓦版
瓦版(かわらばん)は、江戸時代の日本で普及していた、時事性・速報性の高いニュースを扱った印刷物をいう。天変地異、大火、心中などに代表される、庶民の関心事を盛んに報じた。街頭で読み上げながら売り歩いたことから、読売(讀賣)ともいう。木版摺りが一般的。粘土に文字や絵を彫り、瓦のように焼いて作ったため、そう呼ばれる。原版として木版の残る。瓦版という名称は幕末ころの文献に初めて見られ、一般的な呼び名であった「読み売り」「辻売り」「一枚摺り」の粗末なものに対する蔑称として用いられていた。
(出典: 瓦版 - Wikipedia)