名詞
光条
光条 ないし輝条(きじょう)とは、天体の表面にクレーターができる時に拡がった噴出物が、放射状の明るい筋となったものである。かつて光条は大気の無い天体にのみ存在すると考えられていたが、現在では赤外線観測衛星テミス(THEMIS)によって火星上にも発見されている。光条を形成している物質は、光の反射率(アルベド)、組成、熱的性質において、その周囲の物質と異なっている。そのため可視領域で(場合によっては赤外領域で)輝く筋となって観測されるのである。光条はクレーターの直径の数倍まで広がり得る。光条には、噴出物の一部によって形成された小さな二次的クレーターが付随する場合がある。
(出典: 光条 - Wikipedia)