名詞
宗禅寺
宗禅寺(そうぜんじ)は東京都羽村市にある臨済宗の寺院。山号は医王山。鎌倉の建長寺を本山、あきる野市五日市小和田の廣徳寺を本寺とする。
開創は1615年(元和元年)。1615年五日市廣徳寺より玉岫(ぎょくしゅう)玄球和尚を開山に迎える。開創当初は現在地より多摩川寄り、旧奥多摩街道の堂坂下にあったが、1674年の多摩川の氾濫による水害や、玉川上水開削の影響よって1695年現在地に移転している。創建当時には川崎村には寺院がなく、江戸幕府の政策によって当時の川崎村(現、羽村市川崎、玉川、神明台、双葉町)の村民の菩提寺として創建された。
歴史的には境内にある薬師堂のほうが宗禅寺の成立よりも古く、ご本尊は釈迦如来ではあるが、山号の医王は薬師如来のことであり、薬師堂(薬師如来)がお寺の象徴として古くから親しまれている。
10月の第1土曜日には薬師如来大祭が執り行われている。奥多摩新四国88ヶ所霊場巡り第33番札所。
(出典: 宗禅寺 - Wikipedia)