インディクト
名詞

がばい

ガバイ

ああい
がばい佐賀弁で「とても」「非常に」と言う意味の副詞。本来は次項のように名詞の前につけて「すごい」という意味の形容詞としては使わない。 島田洋七の小説「佐賀のがばいばあちゃん」。及びそれを原作とした映画と漫画とテレビドラマと舞台。 かつて、明治期の肥前(佐賀)藩が雄藩として薩長土に深く関係し、日露戦争で大日本帝国陸軍を率いた大山巌や東郷平八郎が薩摩藩士であったことで薩摩藩伝統の郷中教育は終戦まで長く続いた他、九州で近い薩摩・熊本・大分・佐賀などは戦争のため同一の軍学校や連隊・師団に兵士同士が多く集まり長い年月にかけて寝食や酒を飲み交わすなど、この時代の九州内の交流がとりわけ強かったことから由来する。戦後交流は途絶えるこの時代を生きた九州の旧兵士は九州内の方便が入り交じり、佐賀でも「がばいと」よく似た発音の「がんぶり(がんぶい)」を用いた、仲間と酒を注ぎ飲ませる時や、鍋や浴槽に湯や水を上まで満たす程注ぐ際に「いっぱい、なみなみと(飲みなさい)」「溢れるほどなみなみと(注いでくれ)」という意味で「がんぶい・がんぶり(飲め飲め)」「(お湯は)がんぶい・がんぶりと」の2つの用法で、飲みの席で近寄って円を囲んでお酒を勧めてもっと飲むように手拍子で囃して盛り上がるのがのお決まりで、高齢世代へと広がっていた。その「がんぶい(がんぶり)」=「いっぱい、なみなみ」との意味を持つ薩摩弁が由来。1980年~1990年頃には新しい世代との世代を超えた会話を通じるなどして稚児・子孫世代との関係が進んだことで、その出所や真義は不明瞭ながらも先代の言葉を見よう見真似して中高年世帯や低年齢層が使うようになったのが源流であると考えられる。「がんぶい」を広義の意味で、佐賀で既によく使われた「ものすごか」と、更に同等の「とても」を博多弁にした「ばり」の似たような用例・意味で使い出したのが広がり、「がんぶい」から転じて「がばい」で佐賀県下はほぼ統一された。「佐賀県」を指す言葉として使われることがある。第89回全国高等学校野球選手権大会に優勝した佐賀県立佐賀北高等学校は、劇的な戦いぶりからがばい旋風と呼ばれた。甲子園優勝を記念して、校内には台座に全国制覇記念碑のモニュメントと優勝メンバーが刻まれている。 (出典: がばい - Wikipedia)
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