名詞
花野
『花野』 は、日本の洋画家黒田清輝が1907年(明治40年)から1915年(大正4年)にかけて描いた絵画。黒田の生涯における後半期に試みられたほぼ唯一の大作とされ、彼のすべての作品の中でも最大規模の大きさをもつ。未完成の作品。1910年(明治43年)、下絵が白馬会展の第13回展に出展された。カンヴァスに油彩。縦126.5センチメートル、横181.2センチメートル。東京国立博物館に所蔵されている。目録番号はKU-a079。画家の岡田三郎助が1917年(大正6年)に製作した『花野』(佐賀県立美術館所蔵)は、同名の異なる絵画作品である。1925年(大正14年)に審美書院より刊行された和田英作編『黒田清輝作品全集』では『春野』となっている。
(出典: 花野 - Wikipedia)