インディクト
名詞

同一性

ドウイツセイ

おういうえい
同一性(どういつせい)とは、主に英語の「identity」を翻訳した語であり、多義語である。日本語に即して説明すれば、ひとくちに同一性といっても二種類の意味があり、「Aは何者なのか」という意味での同一性と、「AとBは同じだ」という意味での同一性がある。さらに以下のように細分化して言い換えられる。「Aは何者なのか」 →「定義」「本質」とも言い換えられる同一性 「私は何者なのか」→自己同一性 「私の性別は何なのか」→性同一性 「AとBは同じだ」 →「定義」「本質」とは言い換えられない同一性 「AとBは同一個体だ」 →数的同一性 、不可識別者同一の原理 「過去のそれと現在のそれは同一個体だ」 →通時的同一性 、テセウスの船の同一性 「過去の私と現在の私は同じ私だ」 →人格の同一性、自己斉一性、自己の連続性、解離性同一性障害の同一性 「AとBは同一個体ではないが「同じ」だ」 →質的同一性 、または同一性の問題というよりメタファーなどの問題 「著作物において引用元と引用後が同じ内容だ」を意味する法律用語 →同一性保持権 「エベレストとチョモランマは同じだ」 →「意義と意味」に関する同一性 「私の車とあなたの車は同じだ」→「タイプとトークン」に関する同一性 「AとAは同じだ」を意味する論理学用語 →同一律 (出典: 同一性 - Wikipedia)
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