名詞
痴漢
痴漢(ちかん)とは、本来は「愚かな男」「ばかもの」「たわけもの」などを意味する言葉であったが、のちに「女性にみだらな行為をする男」、またそのような行為を意味するようになった。痴漢行為ともいい、行為によっては強制わいせつ、公然わいせつ、器物損壊などによる取締りの対象となる性犯罪であり性暴力である。2024年度の痴漢検挙件数はは2,254件であり、うち1,321件が駅構内と電車等乗物内が占め、盗撮も検挙数1,203件となり駅構内エスカレーター・階段が約1000件ある。東京都調査では被害者は中高生女子が多数であり被害時に驚きや恐怖を感じ、その7割が被害届を出さず暗数が多い犯罪であるが、男子生徒も被害にあい逮捕事例もある。痴漢被害者は被害届を出すことを阻害されたり、心理的に電車に乗れないなどの被害の継続がありPTSD発症もある。弁護士の多くは加害者支援を行い被害者支援者を見つけることは困難との体験談がある。被害者が「示談金」で小遣い稼ぎとの言説の流布があるが実態は常習加害者が「示談慣れ」しており、このため支援弁護士は被害者に日弁連の委託援助制度の活用を勧めている。治療者によると加害者の多くは四大卒サラリーマン家庭持ち男性である。
(出典: 痴漢 - Wikipedia)