名詞
気管支
気管支(きかんし)は空気を肺へ導く臓器である。下気道の一部である。気管から最初に分岐する一次気管支(主気管支)は、気管分岐部で右主気管支と左主気管支に分かれる。これらは最も幅の広い気管支で、右肺と左肺のそれぞれの肺門に入る。主気管支はより細い二次気管支 に分岐し、これらはさらに細い三次気管支 に分岐する。区域気管支のさらなる分岐は第4次、第5次、第6次区域気管支として知られ、あるいはまとめて亜区域気管支と呼ばれる。気管支の内腔は軟骨で維持されている。一方、細くなって軟骨による支持がなくなった気管支は細気管支として知られる。気管支ではガス交換は行われない。気管支は、その分岐が木を逆さまにした様子と似ていることから気管支樹とも呼ばれる。気管支鏡検査を用いて、この気管支樹の研究と治療を行う医学のサブスペシャリティは気管支学と呼ばれる。
(出典: 気管支 - Wikipedia)